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    • 2022/10/25 22:54
    • It's not about (・ω.). It's about yumi.
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    • 女子高と聞くと諸君はどんなイメージを思い浮かべるだろうか?

      そこは決して華やかな場では無い。それどころかむしろ、ここには記せないほど乱れ荒んだ世界だ。
      男子の視線が無いため、どいつもこいつも遠慮することなく自我を解放してくる。
      中には若い男性教諭に色気で迫るガイキチも何人か居た。

      「由美~、若菜ってバカじゃね?アイツ野田(男性教諭)にわざとらしくプッシュしてさぁ」

      休み時間、ワシに話しかけてきたのはクラスメイトの典子。
      席は離れているものの、彼女もまた中学校からの同級生が0というワシと同じ境遇で、ソリがキッカケで仲良くなった。
      彼女の言うプッシュとは、広義では男性教諭へのアプローチだが、狭義では男性教諭に胸を押し当てる行為をも意味する。
      この時の若菜のソリは後者だった。

      「やらせときゃイイ。アイツが誰に何しようと、俺には実害ねぇしな…」
      「アッハ、アンタその一人称やめな。まるでヤンキーだよ」
      「余計なお世話だよ。そんなことより俺はやらなきゃなんねぇことがあんだよ、アッチ行ってろ」
      「え~?なにそれ?もしかしてお勉強とかぁ?」
      「ま、そんなところだ」
      「らしくね~!アンタ今まで通りコーモン(最下位の意)のマンマでいいじゃん、私も同じようなもんだし~」
      「違う。見ろコレ」

      私が典子に見せたものは原付免許の問題集だった。

      「ちょっとアンタ、何考えてんの?」
      「原付免許を取ることだよ」
      「いやぁ、全く想定外でウケル~」
      「さ、もうアッチ行け」

      原付免許を取るか取らぬかは、その時の私にとっては生きるか死ぬかレベルの問題だったのだ。

      つづく

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