日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2021/8/19 20:15
- It's not about (・ω.). It's about yumi.
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- 一緒に合格発表を見に来たクラスメートらは2人とも不合格。受かったのは私だけだった。
他のクラスの生徒も8人ほど受験したと聞いていたが、信じられないことに彼女らも全員不合格だった。結局、同級生11人が受験して受かったのは私1人きりだったのだ。
私は入学案内の書類を受け取りに校舎内へと足を運んだが、他のクラスメートや同級生らはその後どうしたのだろう?
帰りの足取りも重かった。素直に喜べなかった。
私は後から1人だけで学校に向かい、担任に会うと、合格したことを告げた。
他のクラスメートらは既に合否の結果を告げて帰宅したという。
この担任はどんな思いで彼女らを迎え、送り帰したのだろう。
「良くやったな!おめでとう!良く頑張った!素晴らしい!」
私が合格したことを担任に伝えると、なんかそんなことを言ってたような気がする。よく覚えていないのは、担任のことよりもクラスメートや同級生の方が気になっていたからだ。
私は学校を後にして部屋に戻ると机に突っ伏して泣いた。
「いくらなんでもこんなのってあり?せっかく合格したのに、なんでこんなに悲しまなきゃなんないんだ!」
この時の感情は言葉で言い表すことができなかった。そしてそれはこの時の一度きりだった。
つづく
- 一緒に合格発表を見に来たクラスメートらは2人とも不合格。受かったのは私だけだった。