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- 2021/8/19 19:26
- It's not about (・ω.). It's about yumi.
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- 年末の期末試験。偏差値はそれほど伸びず67だった。
そして再び担任と母との3者面談に臨んだ。しかし担任の言葉はさして変わらなかった。
「成績は上がってきてるけど、現実的にはやっぱりかなり難しい。あまり時間も無いから、ここは少しレベルを下げよう」
「先生。まだ時間はあるよ。今ここで変えたらこれまでそこを目標に頑張ってきた意味が無くなる」
「しかし頑張ったその努力は無駄にはならない。事実、半年前とは比較にならない学力を身につけた。今の君の選択肢は広くなってる。以前とは違い、他の良い学校も選べるようになってきてるんだ」
「ダメです先生。自分で自分を納得させられません」
30分を超えるこんなやり取りに、遂に担任は折れた。しかし滑り止めにそこそこの私立高校の受験を勧めてきた。母は黙ったままだったが、私は母に断りなくそれを承諾した。それもこれも志望校の受験を確保するためだった。
帰り道、母は私に言った。
「(私学の)受験料は出さないよ」
構うものか。元々私学などに行くつもりもないし、元々母には何も期待していない。
残り2ヶ月、全力を尽くすのみだ。その他のことは考えなかった。
その高校を受験するのは私の他にクラスに2人居た。それまでほとんど交流は無かったが、試験が近づくに連れてお互いを励まし合うようになった。そしていよいよ試験当日を迎えた。
つづく
- 年末の期末試験。偏差値はそれほど伸びず67だった。