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    • 2021/8/19 18:54
    • It's not about (・ω.). It's about yumi.
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    • 中学3年の春、母は私に言った。

      「あんたに私立高校に行かせるカネは無いからね」

      つまり県立高校の受験に失敗すると、私に進学の道は無いということだ。
      そして私はこう返した。

      「上等だよ!そん時ゃフウゾクジョウでもなんでもやってやらぁ!」

      このやり取りは父と兄の耳にも入った。その晩、父と兄が代るがわる私の部屋に来た。

      「由美、君は本当はできる子だ。ただ、やらなかっただけなんだ。爺さんは言ってたぞ。由美は一秀(兄)よりもずっとずっと賢い子だってね」

      「お前、今のままじゃ本当に始まる前に終わっちまうぞ?悪ふざけはやめて県立受かって母さんを見返してやれ」

      私は父からの言葉で、祖父が私をそのように見てくれていたことを初めて知った。
      兄の言葉にあるように、母を見返してやろうとまでは全く思わなかったが、県立合格こそが母への復讐、そして県立合格こそが私を可愛がってくれた祖父への恩返しだと考えることにした。
      そこで敢えて狙ったのが県内トップの女子校だった。

      「よし、ならばやってやろうじゃねぇか!」

      この時、私に勝算などある訳が無かった。

      つづく

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