こよみさんとモバ友になろう!
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- 2023/1/29 12:14
- モバと俺の終物語【愛するということ】
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- ただの自己満です。
もう長くないので、モバと俺についてここに記す。
寒い冬の夜だった。
彼女の手料理を一緒に食べていた。
突然、彼女は倒れた。
呼びかけても反応はなかった。
白目を剥いて、痙攣していた。
俺はすぐに救急車を呼んだ。
救急車が来るまで、何度も彼女の名前を呼んで…
無心で心臓マッサージをした。
免許や会社の講習で教わった程度であったが、迷いは一切なかった。
俺だけが最後を見届けるわけにはいかない。
心臓マッサージをしながら、彼女の親に電話をかけた。
「もしもし、彼氏です。急に倒れて…救急車はもう呼んでます。絶対に助けます」
ただただ必死だった。
「娘をお願いします」
言われたのは、ただそれだけだった。
救急車がきて、彼女は運ばれた。
救急車の中でずっと、意識のない彼女の手を握っていた。
病院に着いてからは、寒い中で独り待合室で待っていた。
診察室に呼ばれた。
俺のことを認識できるくらいには、意識は戻っていた。
彼女から出た言葉は、
『ごめんなさい。もう別れていいから…』
そんな言葉だった。
目からは、涙がこぼれ落ちていた。
「無事でよかった。そんなことで嫌いにならないよ」
目の前にいて、言葉をかわせるだけで、こんなに幸せだったんだな…
がむしゃらになれるほど、俺は好きになっていたんだな…
そう思った。
次の日、彼女の家族全員で俺のところに、お礼を言いにきた。
車で片道10時間もかかる距離なのに…。
俺は特別なことはしてない。
当たり前のことをした。そう伝えた。
それから数年経って、コロナを機に彼女とは別れた。
きちんと話し合った上で、お互いの幸せを願って…。
でも、『愛』はあったんだと今ではそう思う。
【グループチャット編】に続く。
P.S.
お読みいただきありがとうございました。
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- ただの自己満です。