Starry Skyさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2009/6/18 17:18
忘れられてた物語
-
- コメント(2)
- 閲覧(16)
-
-
- 多くは語りませんが、質問広場の某質問用に書かれた物語が出てきました。
(メールとして保存されてました)
ちょっと趣旨(テーマ)にそぐわなくて、投稿を取り止めたものです。
勿体無いので、懐かしさを胸に感じながら、日記に残すことにいたしました。
あれから何ヶ月たったかなぁ……
ああ、懐かしい(笑)
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ショートストーリー《君と僕》
「……おはよう」
君のそっけない声で、僕は目を覚ます。
朝の日差しが、波に眩しく反射する。相変わらず僕たちは、救命ボートの上で揺られていた。
漂流して幾日たったろうか。飲み水も、食料も尽きた。それでも助けはまだ来ない。
傍らを見やると、艶めかしい君の細足が目に入る。
僕は息をのむ。
ああ、その足にしゃぶりつきたい。
激しくかぶりついて、なめ回して、歯をつき立てて、その傷口から溢れる鮮血を、全て飲み干してしまいたい!
もう我慢できないんだよぅ。
だから、いいよね?
君を、食べてもいいよね。
君の指を、足を、胸を、噛みちぎってもいいよね?
僕は君の首に指をはわせ、力を込める。
君は震えた吐息をもらし、身もだえし、そして骨の折れる鈍い感触が、僕の指先に伝わった……
それから数日のち、僕は救助された。
愛する君を食べてしまった僕を許しておくれ。
さようなら、僕の九官鳥。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
…お粗末さまでしたm(__)m
- 多くは語りませんが、質問広場の某質問用に書かれた物語が出てきました。