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    • 2023/4/26 12:42
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    • わたしが、とある県の山中で経験した話です。

      登山が趣味のわたしは、その日もいつも通りトレッキングを楽しんでいました。

      川が流れる見晴らし位のいい場所があったので、少し休憩をしていると、林の奥で落ち葉が擦れる音が聞こえてきました。

      リスか何かと思い、音のする方に目を凝らすと、それはなんと、10cmくらいの小さな人でした。

      小人はわたしの方に近づいてきて、ニコニコしながら、「僕、ピピ汰!小人をしてる」と自己紹介をしてきました。

      他にもたくさんいるのかいと恐る恐る聞いてみると、「ここは僕たちの森だからたくさんいるよ」というではありませんか。

      気味が悪くなり、早く立ち去ろろうとすると今度は大きく落ち葉が擦れる音とやめろ!助けてくれと悲鳴が聞こえてきました。

      慌てて悲鳴の場所に駆け寄ると、大きなヤツワクガビルが、小人を足から丸呑みにしようとしているところでした。

      小人は悲鳴を上げながら体を捩って逃げようとしますが、ヤツワクガビルはびくともせず、小人を飲み込もうとします。

      ピピ汰に助けなくていいのか聞くと、「あいつは罪人だ、だから神に食われるのだ」と冷たい視線で、ゆっくりと飲み込まれていく様を見ているだけでした。

      やがて、飲み込まれた小人の声が聞こえなくなると、静寂が戻ってきました。

      ピピ汰は、この先に僕たちの街があるからおいでよとしつこく勧誘してきます。

      わたしは肩に乗ったピピ汰を摘み上げて、ヤツワクガビルの前に置いたのち、一心不乱に走って山を降りました。

      なぜかヤツワクガビルに飲み込まれるピピ汰の悲鳴は山を降りるまでずっと聞こえてきました。

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