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    • 2014/1/7 23:26
    • 青い空の向こう 前編 (童話)
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    • 「ムーは帰ってきた?」
      学校から帰って来ると僕は叫ぶように言った。
      ムーが居なくなったのは今から1週も前だ。
      こんなに家を空けた事は今までに一度もない。
      「帰って来ないのよ。近所を探してみたんだけど。年を取った猫だからね…猫は最後の時は姿を隠すって言うし…」
      お母さんも心配そうに言う。
      僕はランドセルを放り投げると外へ走った。
      「弘!!待ちなさい!」
      お母さんの声は聞こえたけど無視した。早くムーを探したかったから。
      いつも昼寝をしている屋根。
      お気に入りの木の上。
      日向ぼっこをしている公園のベンチ。
      「動けなくなってるかも…」
      軒下や縁の下…
      名前を呼びながらずっと探した。
      でも…何処にも居ない。

      たまに散歩している川原を探していると1匹の大きな赤猫が川岸の岩の上に座っているのを見つけた。
      その赤猫はじっと僕の方を見て全然動こうとしない。
      僕はゆっくり近づいてそっと話しかけてみた。
      「君…ムーを知らない? 僕の大切な猫なんだ。真っ白なメスの猫なんだけど…って、聞いてもわからないよな~」
      赤猫を撫でようとしたら まるで”触るな”とでも言うように フン! と鼻を鳴らせる。
      「ゴメン。脅かすつもりはなかったんだ」
      僕がクスッと笑って離れようとすると赤猫はスッと立ち上がってストンと岩から飛び降りると、岩と岩の間をスルスルと歩き出した。
      少し僕から離れると振り向き まるで”ついてこい”と言うように首をクイッと上げる。
      「えっ…?えっ? 君…」
      そう言うと赤猫はイライラした様に鼻を鳴らせる。
      「わかった。行くよ」
      そして、僕は赤猫の後ろを歩き出した。

      赤猫は時々振り向き、ちゃんと僕がついて来ているか確認しているみたいだった。
      少し離れると立ち止まって鼻を鳴らしながら待っててくれる。
      「ちょっと待って…さすが猫だな~こんな岩だらけの所…僕は早く歩けないよ」
      赤猫はゴツゴツしている岩に足を取られながらモタモタ歩いてる僕を、馬鹿にした様に尻尾を軽く動かし あくびをしながら見ていた。

      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

        後編 急展開します(^-^)   

      ごめん!中編はさみます。終わらなかった~~(^_^;)

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