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    • 2013/7/13 4:37
    • 『希望の犬』2
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    • そこで、二人は子犬を
      『じっちゃん』と呼んでいつも親しくしていた団地の自治会長の坂本さんのところに連れて行きました。

      坂本さんは子犬を抱きあげて

      『ほう、捨て犬か』

      と子犬を優しく地面に立たせてやりました。
      すると子犬は塀にぶつかったり置いてある自転車にまでぶつかったりしました。

      坂本さんは思いました。
      この犬は目が見えないのではないか?と。
      そう坂本さんが思っていると二人が聞いてきました。

      『団地で飼ってもいい?』

      と。

      坂本さんは頭の中で色々な思いが錯綜しながらも

      『団地では犬や猫を飼ってはいけないという規則があるんだよ。
      お父さんお母さんに話して、団地の人の知り合いで飼ってくれる人を探しなさい』

      と二人に言うしかありませんでした。

      二人はすぐ家に帰って知り合いを探してみましたが、飼ってくれる人は見つかりませんでした。

      再び坂本さんの所へ行きました。
      坂本さんも困った顔になりながら

      『元の場所にもどしておいで』

      というしかありませんでした。

      坂本さんは心では、かわいそうと思いましたが、自治会長の自分がルールを破ることはできないので、そう言わざるを得ませんでした。

      その時近くを大切に飼われているような犬が通りました。
      それを見た望ちゃんの

      『同じ犬なのに捨てられたり、飼われたりするのは変だよね』

      と言う言葉に坂本さんは何も答えられませんでした。

      二人は白い犬が捨てられた川まで戻り段ボールに再び入れようとしましたが

      『このまま川に流すのはひどすぎるよ』

      『じゃ、岸に置いていこうか』

      と言って岸に置こうとしました。
      そして立ち去ろうとしました。
      すると子犬がクンクン泣きました。

      二人のノゾミちゃんはこのまま歩く事は出来ませんでした。

      『やっぱり、かわいそうだよ』

      このまま置いていくと車にひかれたり迷い子になって、ケガをするかも知れません。
      そう思った二人のノゾミちゃんは、大人たちには内緒で団地のそばの自転車置き場で子犬を飼い始めました。

      団地に住む子供たちと協力して。見つからないように段ボールに入れて、子供たちが当番制で餌をあげるようにしました。

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