☆レオン☆さんとモバ友になろう!
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- 2013/7/13 4:37
- 『希望の犬』3
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- ところが子供たちが幼稚園に行っている時に、子犬が段ボールから出てしまい、近くの車道を歩き始めました。
この子犬は子供たちはまだ気が付いていませんが、目が見えないのです。車にひかれそうになる事も何度もありました。
道路で子犬を見つけた二人のノゾミちゃんは、子犬が道路に出ないように首輪をして紐で繋ぎましたが、紐がぐるぐる巻きになったり、置いてある自転車にぶつかったりします。
『この犬やっぱり少し変だよ』
『もしかすると目が見えないんじゃないのかな』
『坂本のじっちゃんに怒られるかもしれないけど相談しよう』
ということになり、坂本さんのところに二人のノゾミちゃんと犬を連れて行きました。
一瞬坂本さんは怒ったようになりましたが
『このままじゃ、この子犬死んじゃうよ!おじいちゃん、お願い!なんとかして』
二人のノゾミちゃんは必至で訴えかけました。
坂本さん個人は何とかしてやりたかったのですが周囲の反応は、良くない方向に進んでいました。数人の住民から駐輪場で子供たちが犬を飼っているのを注意して欲しいという苦情が寄せられていたのです。
坂本さんは自治会長としての立場と二人のノゾミちゃんの気持ちを一番分かっている大人としての立場に悩まされました。坂本さんは、潮見小学校の校長先生や動物園の園長さんなどにいろいろ意見を聞きました。
そして次の様な張り紙をしました。
『子犬を引き取ってくれる知り合いがおられる方はいないでしょうか?もし引き取り手がいない時は団地に小屋を建てて飼ってもよいでしょうか?』
坂本さんは団地の住民を一軒一軒回って説明しました。
子供たちは手分けして近所にこの子犬の存在を伝えるビラを配りました。
ですが住民の意見はほとんどが反対の意見ばかりです。
かといってこのまま見捨ててしまう訳には行きません。
状況にはお構いなしに子犬は
一日一日を生きていかなければ行きません。
- ところが子供たちが幼稚園に行っている時に、子犬が段ボールから出てしまい、近くの車道を歩き始めました。