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    • 2013/7/13 4:34
    • 『希望の犬』4
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    • 坂本さんは最後の方法として住民に集まってもらいました。

      その集まりの場で坂本さんは

      『この子犬は目が見えなくて捨ててしまうとすぐに死んでしまう可能性が高いのです、子供たちと私で責任を持って飼うから認めて欲しい』

      と集まった住民たちに頭を下げました。
      坂本さんの横には二人のノゾミちゃんと子犬も一緒にいました。

      ですが集まった住民たちは規則は規則だから。と中々認めようとはしませんでした。
      全く聞く耳を持ってくれませんでした。

      二人のノゾミちゃんが叫ぶように大人たちに語ったのはそんな時でした。

      望ちゃんが

      『この犬、目が見えないの、捨てたら誰も拾ってくれないよ』

      希ちゃんが

      『この前、幼稚園で先生が、盲導犬の話をしてくれたよ。盲導犬はね、目の見えない人をちゃんと助けるのよ。そして、人ととっても仲良しなのよ。それなのにどうして、この犬を助けちゃいけないの。どうして助けちゃいけないの。人がどうして目の見えない犬を助けちゃいけないの?』

      望ちゃんも

      『じいちゃん。あのね、目の見えない人を助ける犬はいい犬だよね。だから、目の見えない犬を助けるのも、いいことなんだよね。捨てるほうが悪いんだよね』

      二人のノゾミちゃんは子犬を床におろしました。
      子犬はクンクンと泣きながら同じ所をぐるぐる回っています。いつもの子犬の動きでした。

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