みーぬさんとモバ友になろう！
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい！
-
- 2016/3/19 21:14
- 誰もがサンタクロース その11
-
- コメント(0)
- 閲覧(2)
-
-
- ほたる「子供がいいことをしたときに世界で一番喜び、褒めてあげるのが親の責務なら、子供が罪を犯したときに世界で一番悲しみ、憎んであげるのもまた、親の責務なんだって…」
みりあ「…………」
ほたる「娘が出所したとき、私はあの子を力一杯殴りました。死ぬほど」
ほたる「そしてあの子が更生し、社会復帰したとき、私は泣きながら力一杯あの子を抱きしめました。死ぬほど」
ほたる「子供がどんなになっても、それを受け止めてあげるのが親ってものなんですよ、みりあさん」
みりあ「…………」
ほたる「子を憎み、そして子を愛するのが親の責務なら、子供の責務はなんだと思いますか？」
ほたる「月並みな言葉でごめんなさい。これ以上親御さんを悲しませるようなことはやめましょう？どうか、どうか私の旦那のような気持ちにはさせないであげてください」
みりあ「…………」
ほたる「あなたはとんでもない罪を犯しました。その罪は一朝一夕で償えるようなものではないです。あなたの親御さんも一生その罪を背負っていくことになるでしょう」
ほたる「でも今なら……、今なら背負わずに済む荷もあるんじゃないですか？今なら親御さんを苦しませる荷を一つ取り払うことができますよ、みりあさん」
みりあ「…………ごめんなさい」
裕子「う、動いた！あの沈黙を続けてきたみりあちゃんの心が開かれた！？」
早苗「こ、これが伝説のサンタ刑事の力ッ…！」
- ほたる「子供がいいことをしたときに世界で一番喜び、褒めてあげるのが親の責務なら、子供が罪を犯したときに世界で一番悲しみ、憎んであげるのもまた、親の責務なんだって…」
