グラウトPさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2010/7/8 20:51
- 相変わらず痛いが、腫れだけ引いた…
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- 取り留めの無い一言は、時に人を傷つける。
思いがけない一言は、時に仲間を破滅させる。
どちらにしても、口にした者の本意は、そこに無いのである。
多分…
彼女も、そうだったはずである。
ただのビジネストークのつもりだったはずだ…
きっと…
総入れ替えされたキャバ嬢達のウイットに飛んだ軽快なトークは、オッサン四人のテンションを瞬く間に高くする。
行き過ぎたオフザケを忘れ、楽しく飲み直す俺達は、アゲ上手なキャバ嬢の質問に、過去の悪事と恥ずかしい話を吐露する事になる。
テーブルに女の子が三人、俺達の間に座り込む。
端っこに座る俺は、持ち上げられて顔が崩れるツレを冷ややかに観察していた。
「でも、ホントに、羨ましい
アタシって、男運がホント無くって…
こうゆう付き合い方が出来る男の人って、憧れちゃいます」
理解してるか。これは、ビジネストークだ。
「皆さんゼンッゼン若いし、凄く楽しい
今日、出勤でラッキー」
彼女達は、プロだぞ
そして、お前はハゲなんだぞ
「あ~ぁ…
何時も、お客さん達だったらイィのになぁ…」
大方、店に言わされてんだぞ。
営業やってる、オメェと一緒だ。
砕けたツレの顔と、口の上手いキャバ嬢達を眺めているとまた一人、女の子が増え半ば無理矢理、俺の脇に座り込む。
「アレ…
煙草、もぅ消したんですか…
あっちで、煙草吸ってる時の顔見て、カッコイィナァ…
って、思っちゃって急いで来たのに…」
だから、判ってるって…
俺を見兼ねて来たんだろ
「今、吸うトコ」
キャバ嬢の手から、溢れ出したライターで煙草に火を点ける。
「ヤッパリ、カッコイィ」
彼女の一言は、一瞬で俺を注目の的にする。
慌てて煙草を吸い出す者、必死に話題を振る者。
しかし…
今、このテーブルで…
キングは、俺なのだ。
店に入って、やっと廻って来た出番。
俺のモテタイム始まりだ
と、思った。
「勘弁してやってくれよ~
ソイツ今、会社倒産してプ~だからさ~煙草も、節約中なんだよね~
金、無くて」
そして、続く
それと、俺のタバコもエコだ
んでまず
- 取り留めの無い一言は、時に人を傷つける。