♪春紫苑♪さんとモバ友になろう!
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- 2014/5/10 17:56
- 続ゆめ10
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- 先輩は笑顔でこちらを見ていた。まさか、と思っていると、助手席のドアが開いた。助かった……。なんて良い先輩なんだろう。スガシカオに似ているくせに。僕が車に乗ろうとすると、「その前にやりたい事がある」と先輩が言った。
僕は深く考えずに返事をした。先輩は「愛してる」と言った。やっぱりドラマの真似事じゃないか。返事はしなかった。
車がどこを走っているのか僕にはわからなかった。神保町の辺りか、あるいは地元付近だと思った。ここ地元ですかね、と聞いた。
「お前の地元にはたまちゃんがあるのか」
先輩はやけにイヤミっぽかった。窓の外にたまちゃんが見えた。大型のショッピングセンターだ。その下には集合住宅がビッシリ並んでいた。
「俺がすんでるところはね」
と先輩が言った。その後、何を言っているのか聞き取れなかった。先輩がたまちゃんを指差しながら楽しそうに説明しているので、適当に相づちを打った。
- 先輩は笑顔でこちらを見ていた。まさか、と思っていると、助手席のドアが開いた。助かった……。なんて良い先輩なんだろう。スガシカオに似ているくせに。僕が車に乗ろうとすると、「その前にやりたい事がある」と先輩が言った。