ヒロ★ロ★さんの日記

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- 2010/4/4 13:07
- 僕の師匠が亡くなりました。
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- 僕が十八才で、美容師になって初めて厳しくてそしてどことなく孤独で、時には優しい師匠が病気で亡くなりました。
  
  一緒に働いてた時は毎日怒られるし、パーマのヘルプ入る度に下手くそという理由でよく同期のアシスタントと交代させられたり、仕事終わってからの説教が二時間だったり、毎日辞めたいのと腹がたつのが通り越してすごく萎縮していました。
  
  でも師匠はこんな何もできなかった僕のレッスンを僕の何倍も仕事で疲れているのに、手を抜かず丁寧に厳しく毎日夜十二時近くまで付き合ってくれました。
  
  今思うと、美容師なって13年、師匠ほど、妥協せず、真っ直ぐな姿勢でお客様を喜ばす為に仕事にうちこんでた人はいなかったです。
  
  そして何より今僕が美容師という仕事に対して真剣に向き合って続けているのも、あの時厳しく指導をしてくれた師匠がいたからです。
  
  今思うのは、もっと色んな技術をもっともっと教えてほしかったです。
  
  昨日師匠のお姉さんと電話をして、伝えました。今僕が美容師という仕事を真っ直ぐに向き合えて楽しめているのも師匠のおかげだと。そして、今は忙しくお墓も島根の出雲というとこで遠く行けないので、お墓参りに行く際には、ありがとうございました。とお伝えください。と
  普段僕はほんと泣かないんですが、お姉さんと電話をして声を聞いたときに、心の底から涙がでました。
  
  人はいつかは亡くなってしまう。だから今をもっと真剣に向き合って強く生きていきたいと思いました。最初で最後の一人に一つしかない命を大切にしていこうと。そして今立っている場所に自分がいる意味をもっと深く考えようと。そしてなにより、人生を楽しもうと。
  
  今までありがとうございました。あなたのことはこれから、美容師を続けていく中で忘れることはないです。ほんとありがとうございました。
  
  森山さん。