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- 2008/9/7 7:05
- リリィ/BUMP OF CHIKEN
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- スポットライトの下、自分を叫び唄った。
思う様に伝わらなくて、その度にこぼれる弱音を「今はマズい!」と慌てて、その場は巧く隠して、真夜中、鍵かけた部屋。膨れたポケット裏返すと…ホラ、出てくる弱音の数、1日分想像つくかい?
ところが君は笑った 幸せそうに笑った
当然、僕は怒った。「真面目に聞けよ!」って怒鳴り散らした。
それでも君は笑った、「かわいいヒトね」と言った。
叫んでも唄っても、その一言には、勝てる気がしない。
低いステージの上、必死で格好つけた。
自分もヒトも上手に騙し、夢を見て夢を見せた。
「大言壮語も吐いてやろう」そういう歌も唄った。
心の中、鍵かけた部屋。その歌がドアを叩き続ける。
「出てこいウソツキめ!」と自分の歌に格好悪く脅されるんだ。
ところが君は笑った。
「格好いいよ」と言った。
これだけ僕が愚痴っても僕の目を見てそんな言葉をくれた。
「そういうトコロも全部、かわいいヒトね」と言った。
ツクっても気取ってもその一言には、全て見られていた。
ポケット一杯の弱音を集めて君に放った。
強がりの裏のウソを放った。ぶちまけた。
終電を告げる放送、慌てて駆けて行く人…
右手に君の左手。もう離さなきゃ……
改札を抜ける時「最初で最後のヒト」
そんな言葉が浮かんだ。言わないで行くとしよう
最後に振り返ろう。確かめたいコトがあるんだ。
やっぱり君は笑った。別れの傍で笑った。
つられて僕も笑った。「また会えるから」って確かめるように
やっぱり僕は唄うよ。もう一度叫び唄うよ。
今まで一度も使うことのなかった。言葉を混ぜて…
スポットライトの下。低いステージの上。
改札で言わなかったあの言葉にもう1つ言葉を混ぜて
こう呼ばせてくれないか?「最初で最後の恋人」
この歌が部屋のドアを叩きに来たって胸を張れるから。
- スポットライトの下、自分を叫び唄った。