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    • 2008/3/22 2:25
    • 車輪の歌/BUMP OF CHIKEN
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    • 錆び付いた車輪、悲鳴をあげ僕等の体を運んでいく、明け方の駅へと。
      ペダルを漕ぐ僕の背中寄り掛かる君から伝わるもの。確かな温もり。
      線路沿いの上り坂で「もうちょっと、あと少し」後ろから楽しそうな声。町は、とても静かすぎて「世界中に二人だけみたいだね」と小さくこぼした。
      同時に言葉を失くした。坂を上りきった時に迎えてくれた朝焼けがあまりな綺麗過ぎて…
      笑っただろう。あの時、僕の後ろ側で。振り返る事出来なかった。僕は、泣いてたから。
      券売機で一番端の一番高い切符が行く町を僕は、よく知らない。その中でも一番安い入場券をすぐに使うのに大事にしまった。おととい買った大きな鞄。改札に引っ掛けて通れずに君は、僕を見た。目を合わせないで頷いて頑なに引っ掛かる鞄の紐を僕の手が外した。響くベルが最後を告げる。君だけのドアが開く。何万歩よりも距離のある一歩。踏み出して君は、言う。「約束だよ、必ずいつの日かまた会おう。」応えられず俯いたまま、僕は、手を振ったよ。間違いじゃない、あの時君は…
      線路沿いの下り坂を風よりも早く飛ばしていく。君に追い付けと錆び付いた車輪、悲鳴をあげ、精一杯電車と並ぶけれど、ゆっくり離されていく。
      泣いてただろう。あの時ドアの向こう側で…顔見なくてもわかってたよ。声が震えてたから。約束だよ、必ずいつの日かまた会おう。
      離れていく君に見えるように大きく手を振ったよ。町は、賑わいだしたけど、世界中で一人だけみたいだなぁ…と小さくこぼした。
      錆び付いた車輪、悲鳴をあげ、僕を運んでいく、確かな温もり。

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