後の祭り。さんとモバ友になろう!
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- 2014/4/29 22:25
- 己の信念
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- 「いらっしゃい」
その声をかけた時に、フランクフルトの前に立っていたのは、親子三人だった。
ニコニコしたお母さんとお父さんが挟むように子供が一人ニコニコしながら立っていたよ。
よく見ればその子はダウン症だとすぐわかった。
お母さんが、「○○ちゃん何たべたいの?」と聞くと、その子は「あー。」「うー」って言いながら、フランクを指差した。
俺は「これでいいのかな?焼きたてだから美味しいよ?」っていうと、拍手しながら喜んでた。
その家族が帰ったあとに、他の従業員が「キモいな。」とか、「親が可哀想に。」とか言っているのを聞いて、俺は正直、心が悲しくなった。
同じ命の人間が同じ命の人間を否定するのは悲しいことだ。
望んだわけぢゃない。選べない環境、選べない自由なんて、大人ならわかるはずだよ。
あの家族の中では、お花見が楽しい思い出なんだから、それを売って楽しい思い出にしてあげる俺らがそれを壊しちゃいけない。
だから一生懸命に笑顔で元気よく接客するだけだ。自分の苦労や辛さを人に当たってはいけないんだよ。人は少なからず見えない努力はしなくてはいけないんだから。
同じ空気を吸って生きているもの同士が否定し合う結果をだしてはいけないよ。それはきっと自分をダメにする。そんな気がする。
いくらインターネットやスマフォが普及する便利な世の中だけど、間違いなく、いつの時代も、人の心を動かすのは、人の心なんだから。
- 「いらっしゃい」