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    • 2014/3/12 20:49
    • フィーリア様の成り立ち(仮題)1-2
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    • 「大丈夫ですか?」

      「う、うん…」

      問いに頷きながらフィーリアは空を見上げる。そこでは青年とアスモデウス?が頂上決戦もかくやと言える闘いを繰り広げていた。フィーリアはどっちが押しているかは分からなかったが隣の悪魔?の少女は違うようだった。

      「このままなら魔王様が勝ちそうですね。流石魔王様!…少し離れましょう、巻き込まれそうです」

      「は、はぁ…あのっ?貴女は?」

      「私ですか?私はリリィ、魔王様の第・1・の使い魔です!」

      少女…リリィは第1のを強調して名乗った。

      「私はフィーリアです…」

      フィーリアも名乗り安心して少しはにかんだ直後、

      「離れろ!フィーリア!」

      「こうなったらアンタだけでも道ずれにっ!」

      突然の忠告に咄嗟に振り返るとボロボロになったアスモデウスが私に突っ込んでくる瞬間だった。

      「フィーリアちゃん!」

      隣でリリィさんが庇おうとするが間に合わずアスモデウスの右手が私の胸に触れた瞬間、私はその意識を闇に落とした。



      おいっ!起きろ!フィーリア!
      私を呼ぶ声に目をゆっくりと覚ます。寝起きでボーっとする頭に突然痛みが走る。

      「…うっ!うぅぅ…うわぁぁぁぁああああ!?!?!?」

      「フィーリア!?マズイな…リリィ!回復魔法を!その場しのぎだが仕方ない!俺はその間に呪いを抑え込む!」

      「は、はいっ!魔王様!」

      頭を押さえて蹲る私に暖かい何かが降り注ぐ…。少しずつだが痛みが退いていき何とか会話を理解出来る程度まで落ち着いた。

      「大丈夫か?フィーリア?」

      「ハァ…ハァ…はい、もう大丈夫です…」

      息を整えながら答える。頭の痛みはまだ少しあるが我慢出来るくらいだ。大丈夫と言っても良いと思う。

      「そうか…すまないな、アスモデウスのヤツがまさかお前に手を出してくるとは思わなかった。…あの馬鹿にそんな知恵が有ったとは驚きだったが」

      何気に酷い事を言っている気がするけれどフィーリアにはそこまで気を回す余裕は無かった。言っている内容がチンプンカンプンなのもあるし、痛みの余韻で呆けていたのもある。

      「その様子だと理解は出来ていないか、まぁ無理もないな。立てるか」

      「はい」

      差し出された手を握り立ち上がろうとするが膝が笑っていて立つことができずもたれ掛ってしまう。

      「おっと、流石に色々とありすぎたな。…汗だくじゃないか、其処の川で顔洗ってこい」

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