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- 2014/3/12 20:46
- フィーリア様の成り立ち(仮題)1-1
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- フィーリアはとても困惑している。近くの川に水を汲みにいって、村に帰ってきた途端に目の前が真っ黒になり気がついたら銀の髪とコウモリのような小さな羽を背中から生やした自分より少し大きな少女に捕まっていたのだ。私を捕まえている少女が時々村に来て遊んでくれた青年に向かって叫ぶ。
「魔王!私の配下になるならこの娘を離してあげなくも無いわよ?」
「それは以前に断ると言った筈だぞ、アスモデウス!我が貴様の配下になる理由など無いからな。分かったらさっさとフィーリアを離せ!」
フィーリアは混乱する頭を落ち着かせようとするが上手く纏まらなかった。少なくとも目の前で剣を私を捕まえている悪魔に向けている知り合いの青年と私を捕まえている悪魔?と同じようなコウモリの羽が生えた少女?が敵対している事ぐらいしか理解できていなかった。
「やはり話し合いは無断のようだな…、アスモデウス!貴様に決闘を申し込む!」
剣を向けている青年が叫ぶ、
「ふんっ!それで私がなんの得をするのさ!そんな手にはのらないよ!」
「ほう…悪名高き魔神のお前が決闘を断ると…?やれやれ…」
「うっ…良いじゃない!それを決めるのはこの私よ!」
ビシッと指を指す悪魔を何処か冷ややかにそして呆れたようにも馬鹿にしているようにも見る青年、フィーリアは何がなんだか分からず呆然とするしかなかった。
「つまりアスモデウスは決闘を受けられない程弱くへなちょこな魔神だと…?」
「なんですって!?其処まで言うならケチョンケチョンにしてやるわ!」
そう言うとアスモデウス?はあっさり私を離して青年に魔法で攻撃しながら突撃したいく。解放された私を誰かが抱き止める。振り返ると青年と一緒にいた悪魔?の少女だった。
- フィーリアはとても困惑している。近くの川に水を汲みにいって、村に帰ってきた途端に目の前が真っ黒になり気がついたら銀の髪とコウモリのような小さな羽を背中から生やした自分より少し大きな少女に捕まっていたのだ。私を捕まえている少女が時々村に来て遊んでくれた青年に向かって叫ぶ。