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- 2025/4/8 17:09
- ジェネリック医薬品
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- 春先になると思いだします。
やる気のある新人が職場に入ってくるのは喜ばしいが、時として鬱陶しこともある。
当時、私は薬効は強いが副作用も強い薬の減量に悩んでいた。主治医共々、漢方薬を併用したり免疫抑制剤を使ったりと試行錯誤を繰り返していた。もとより原因も治療法も確定していない難病故の悩みだが、私はまだマシな方であったと思う。
その時も新たな薬剤の組み合わせを試してみようと主治医からの指示を受けて、受診後に会計を済ませて調剤薬局へ赴いた。
奇しくも4月入社と思われる新人の薬剤師が担当であった。この薬剤師がやる気満々で、安いジェネリック医薬品へ変えることを勧めてきた。本人は善意であろうことは分かる。
ご存じの方もあろうかと思うが、ジェネリック医薬品とオリジナルの医薬品はまったく同じではない。成分も微妙に違うし、薬効も少々違う。だいたい同じ程度の認識で良いと思う。
私が主治医と相談の上で決めたことなので、ジェネリック医薬品ではなく処方箋通りにしてくれと告げても、執拗に変更を勧めてくる。
あたしゃ脳内瞬間湯沸かし器のスイッチ入りましたね。怒声をあげて上司を出せと言い、周囲の白い視線を浴びながらも店長と名乗る男性に、〇?大学病院第一内科の主任教授のN先生に確認をとれと告げて、長椅子にふんぞり返って待機していました。
やがて数分後に青い顔の店長が処方箋通りに出しますと小声で返答してきました。周囲の人、ドン引きだったでしょうね。
もう何年も治療法の試行錯誤をしていることを知らないはずなので無理はないので、それ以上は追及しませんでした。ちなみに件の新人さんは奥に入ったっきり出てこない。
数日後、その薬局(チェーン店でした)のエリアマネージャーを名乗る男性と店長が謝罪に自宅までやってきたのにはビックリ。そりゃ大学病院の教授の指示を勝手に変えようとしたら大問題だわなと今更ながら気が付いた。
ちと、やり過ぎたかな・・・
二週間後、外来診察の後、再び件の調剤薬局へ赴いたら、例の新人薬剤師、速攻で奥に引っ込んでた。別にとって食ったりしないのにね。新人の空回りなんてよくあること。でも、逃げるなよな。頭下げるぐらいの覚悟示せよと思ったけど、面倒なのでやり過ごしました。
- 春先になると思いだします。