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    • 2012/12/5 16:29
    • オリゼーサンタがやってきた1
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    • 微かに、けれど連続して窓を叩く音が聞こえている気がして、目が覚めた。
      重い瞼を開くと、部屋の中は暗く、朝までにはまだ随分と時間があるようだ。
      夢だったのかと、もう一度瞼を閉じようとしたとき、ふいにベッド横の窓ガラスが叩かれた。どうやら夢ではなかったらしい。
      それは耳を澄まさないと分からない程度の音。昼間に鳴っていたならば、きっと気がつかなかっただろう。
      けれど、こんな時間に一体誰が?
      いや、でも、本当に小さな音だから、木の枝か何かが飛んできて窓に引っかかっているのかも。
      はじめはそう考えたが、どうもそうではないとすぐに気がついた。

      『とんとと・ととすと・すっとんとん』

      なにやら妙に聞き覚えのあるリズムで、繰り返し叩かれている。そして、聞いている内に私は理解した。この妙に軽快な和調のリズム。これはまさか。
      「………『笑点』ですね。わかります…」
      そう、どう聴いても特徴のあるあのリズムで、延々と叩き続けているのだ。しかもくどい!
      変質者だと怖いが、どうもそうではないような…あくまでも気がするというだけなのだが、とりあえず、こっそりとカーテンの隙間から窓を確認してみることにした。
      いや、本当に変質者だと怖いから。

      恐る恐る、準遮光カーテンの隙間から外の様子を伺ってみる。一体何者が窓を叩いているのだろう。
      注意深く、右に左にと視線を巡らせてみる。だが、姿がどうにも見当たらない。
      月明かりが照らす窓辺に、確かに窓を叩く音は聞こえ続けているのに、そこには誰もいなかった。

      ーまさかこれって、オカルト事案…なの?
      頭の中で、某番組の某男性が
      『信じるか信じないかはあなた次第!』
      などという言葉が浮かぶ。
      ーうっわ、どうしよう!テンション上がるv
      妙にすっきりと頭の中が冴え渡る。
      咄嗟に体を低くして、外からばれないようにと注意深く、音がしていると思われるあたりを注視する。あたかも、獲物を狙うハンターがごとく。
      って、真夜中に何やっているんだか。

      最初は全然分からなかったが、よくよく見ていると、小さな何かが窓のしたから突き出し、懸命に『笑点』のリズムを刻んでいるらしい。
      ーえっ、あれってなに?UMA?もしかしてマジUMA?
      ちなみに、私の子供の頃の本棚には「世界の不思議~」などというタイトルのものが何冊も並んでいたのはいうまでもない。

      とりあえず続く。

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