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- 2014/5/30 11:54
- 恋文の技術…
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- モバ友の皆様、おはようございます
透析お休みのマーセナリーめにございます
昨日透析から帰って来て喉の渇いた私めは、部屋の真ん前に設えてある自販機で飲み物を仕入れようと、ふと隣の談話室の本棚にやたら新しい書籍があるのを見つけ、飲み物買うのも忘れて本棚の前へ
他の本達が日焼けしてへりがセピアがかっている中、その本だけは燦然と紙の白が光り輝いています
何と言うことでしょう!(ビフォーアフター調)
ここ最近とんとお目にかかったことのない、新刊ではあ~りませんか♪
本のタイトルは『恋文の技術』。
著者は森見登美彦氏
タイトル見たかぎりでは女性向けのラブレターの教則本かな?とも思っのですが、著者の森見氏は第20回の山本周郎賞を受賞した実力派作家です。
それにこのハイテクのデジタル時代、いまさらアナログのラブレターもないだろうとあまり期待しないまま、今朝から読み出してさっき読み終えました
読後……
ハッキリ言って久々に味わう爽やかな感動!
恋文の技術とタイトルしながら、内容は手紙で綴られたしっかりした小説でした
ストーリーは、京都の大学院から、遠く離れた実験所に飛ばされた男が一人。
無聊を慰めるべく、文通修業と称して京都に住むかつての仲間達に手紙を書きまくる。
文中で友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れるが本当に思いを届けたい相手への手紙は、いつまでも書けずにいるのだった。
この主人公の性格、どことなく私めに似ているため、一気に読み進められました
ほれ、よくいるでしょ?
人や周囲のことはよく気がつくし気が回るけど、こと自分のことに関してはまったくの鈍感人間
私めそれを自負出来ますです、自慢?までしちゃいますですよ(普通自慢することかい?
)
よーするにでしゃばりのお節介なわけですが、この主人公、人の心の奥をよく知っているというか、日本語の操り方が実にうまい!
短い文の中にキラリと光る宝石のような言葉がころころ転がります
『自分の未来を切り開く技術というものは、残念ながら一冊や二冊の本を読んだくらいで手に入るものではありません。教訓を求めるな!』
頭でっかちな現代の若者達には是非とも読んでほしい一冊です
メールやツィッターがいかに薄っぺらいものかわかりますよ
※飽くまで個人の感想です、念のため
- モバ友の皆様、おはようございます