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- 2016/4/5 18:24
- 船乗駄話~掌帆員、運用員~
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『海上自衛隊ではどんなお仕事?』
『運用てどんな仕事?』
別に艦艇をどこに派遣してどこに配置して・・・なんて仕事をしてる訳ではない。
かといって説明するのが結構大変、船体整備から各種作業、短艇整備、索具の保守まで多岐にわたるからである。
そもそも運用とは
帆船時代、船は当然風を帆にうけて走っていた、帆を操作しないと船は目的地にたどり着くどころか航行すらおぼつかなかったわけである。
そして船長の指揮のもと、水兵を監督し帆をの操作する『掌帆長(しょうはんちょう)』は実質的に船のナンバー2だった。
明治維新を経て、新しく創設された日本海軍においては艦長の下に新たに副長という配置がつけられ、掌帆長はその指揮下で帆、索具、錨の操作、保守整備にあたることとなった。
やがて船が帆走から蒸気機関にかわり、掌帆長、掌帆員は錨、錨鎖、係留用具をうけもつようになったのである。
航海長の下で。
海上自衛隊に詳しいひとはここで『!?』
となるでしょう。
そう、現代の海自では運用員は第1分隊砲雷科、または運用科に属している。
何故か現代では2分隊の航海科の1パートだったわけである。
ちなみに戦艦や空母などの大型艦艇では『運用科』として独立しており、駆逐艦でも同様に前述の受持ち整備と戦闘時や火災、浸水発生時は応急班として機関科工作員、主計科などと協力して防火、防水作業に従事するようになったのである。
で、
何故か古今東西問わず掌帆員、運用員という人種は大酒飲みの代名詞のようにいわれ
昔よんだアメリカの小説で、浴びるほど酒を飲んだときの表現で
『数年ぶりに上陸を許可された掌帆兵曹のようにしこたま飲んだ』(S.ハンター『極大射程』)
などと表現されている。
そんなに酒飲んでるかなぁ?
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