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  • "zeros"
    zeros
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    遊戯王つおいお友達
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    朝メン
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    それなりに良い人。ただし突拍子もないことをたまに言い出す。オベリスクとブラホがファイナル何チャラとか言い出した事は俺は忘れない。何故なら私も特別なHENTAIだからです
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    めっちゃTUEEEEEEEEの人です(笑)
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    ブラボー権田
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    こうして、彼の旅は終着駅へと着いた。

    彼はその後、被害にあった地区に赴いては修復作業を手伝った。人々はいい加減休みなさいよと彼に休息を勧めるが、彼は『家に帰るまでが遠足だ』と言い全てを片付けるまで協力した。
    そうして完全に復興を終えた頃には1年が経過し、旅してきた年数と併せると17年過ぎた事になる。
    尤も、長命な種族である彼にとって17年なんてのは大した数字じゃないと言う。周りの人間にとっては大した数字なのだが。

    それから色々あったが『そろそろ眠いんで』と言って城に帰る事にした。人々は彼を労いながら安眠グッズを寄越してくれた。こんなにいらない……と思っても、感謝してくれる人々の行為を無下にするのもあれなので、いらない物はこっそり処分した。というかジョークグッズ寄越した奴は誰だ。

    城に帰るとそこには彼が初めて人助けをしてあげた少女がいた。いや、17年の月日は少女を見目麗しい女性に変えた。ジョークグッズ捨てるんじゃなかったと後悔した。女性は彼にプロポーズし、彼は即答で承諾した。彼も雄だったのだ。

    その晩、彼は久しぶりの寝床に着く時、ふと呟いた。

    『魔王って職業も存外悪くないな』