まさお▽さんとモバ友になろう!
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- 2010/9/2 13:01
- 短編小説 眼鏡 ♯1
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- え~、短編小説です。
前に途中まで書いてお蔵入りかと思われた眼鏡の話。
なんとか書けそうだから掲載。
完成は未定!
どんな話になるやら…
……………………………
『女を見る目がない。』
彼女はカウンターで頬杖つきながら、
鏡越しのおれの顔を見ながら言った。
ターキーの入ったグラスの氷が溶けて乾いた音。
…に、
続いてクールな声。
『だから、
あの女はやめとけって言ったのに…
可愛さの奥に隠された、
嘘が見抜けないのは、
君の目が悪いだけじゃなさそうね。』
ひどいフラレ方をしたその夜。
彼女からの電話で昔からよく行ったバーへ。
彼女は友達の奥さんだった人。
その友達は…
十年も前になるけど、
一人でプラっと出かけたツーリングで事故にあって…
天国へ旅に出た。
つまりは彼女は親友であり、
傷をなめあうライオンみたいな感じかな…
と、美化してみる。
『君は女の盛りに盛ってる部分しか見てない。
まったく…
いい女は見た目じゃないのよ。』
いい女の代表みたいな彼女の言葉は、
なんだか、
霧深い迷える森で聞こえてくる妖精のささやきのように、
まるで真実味がない。
『とにかく、
女を見る目をなんとかしなさい。
女はかわいけりゃいい
なんて君が考えてるようじゃ、
アイツも成仏できないって枕元で泣くのよ。』
『女は見た目』
見た目がよけりゃ、
多少のこと…
料理ができなかろうが、
性格がねじ曲がってようが、
足が臭かろうが…
そんなのはどうでもいいこと。
とにかく見た目が女の華だ。
…でも、
美しい顔立ちの女の子と付き合っても、
満たされないのは、
どうしてだろう。
まぁ、そんなのは些細なことだ。
終わった恋はさっぱり忘れて、
かわいい女の子を見つければ、
満たされることもあるだろう。
………多分。
- え~、短編小説です。