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    • 2012/1/7 17:30
    • きっとさよなら ⑱
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    • 残されたのはあたしと大量のおでん。
      いつも食べる量の軽く3~4倍はある。
      本当にこれ全部…でも食べなきゃもっと怒らせてしまう。

      確かにおでんは弱火でことこと煮るものだけど、沸騰しちゃうとそんなにダメなの?
      食べられなくなるくらい?
      どっちにしろ彼が時間をかけて作ってくれた料理を台なしにしたことに変わりはない。

      仮眠を取りながら一晩中かけて詰め込んでいった。
      なんとか彼が起きてくるまでに…。
      無理矢理全部食べきったときには、もう朝になっていた。

      もちろん、それ以後彼が作ったものには極力触らないようにしたのは言うまでもない。

      そんなことを思い返しながら黙々とおでんを食べた。

      必要なこと以外話さないのは前からだけど、間に流れる空気から、もう他人だという距離感が伝わってきた。

      荷物をまとめて部屋の整理もして、彼の家を出たのは深夜の3時頃。
      もともと終電に間に合わないのはわかってたから、片付けてる間に寝てしまったフリして朝まで置いてもらおうと思ったけど失敗。

      彼「はぁ!?お前が終わるの起きて待ってるのに何寝てんねん!さっさと荷物まとめて出て行け!」

      追い出して鍵閉めなきゃ寝られないって怒られました。
      やっぱりだまそうとしたのはよくないよね。反省。

      再びこないだお世話になったばかりのガソリンスタンドへ向かった。
      勝手知ったるなんとかでのんびりしてると、管理人室の扉が開いた。

      おじさん「あれ?お客さんかい?」

      あたし「すいません!あの、お客じゃないんですけど、バスの始発まで居させてもらえないでしょうか…?」

      おじさん「ああ、いいよいいよ。寒かったやろ、エアコン消してたからすぐつけるわ」

      あたしが女の子だったからかな。
      全く怪しまれず、心配までしてもらった。

      あたし「いえいえ、大丈夫です!ありがとうごさいます!」

      お礼代わりに自販機で飲み物を買おうとしたら逆に奢ってもらってしまった。

      あたし「本当にすみません、ありがとうございます」

      おじさん「まぁゆっくりしといて~」

      ほんとにいい人で助かった。

      そしてそれから5日後。
      新しいお家が決まった。

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