くろぉーばぁさんとモバ友になろう!
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- 2011/12/8 14:16
- きっとさよなら ⑮
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- ラッキーなことにまだルームメイトは決まっていなかった。
週単位のシェアも了承してくれて、すぐにでも同居できるとのことだった。
電話で話をすすめてあたしの状況も説明すると
Uさん『じゃあ今晩そのまま来てくれたらいいので』
あたし『えっ、いきなりいいですか?先に一度お会いしたりとか』
いくらなんでもいきなり家にピンポーンはちょっと不安がある。
Uさん『そうだね、じゃあどうしようか』
あたし『午前中なら時間あるんですけど、もし都合よかったら会えますか?』
Uさん『今職場だけど少しなら抜けられるよ』
あたし『今から伺います』
すぐにネカフェを出発し、指定された駅に向かった。
てっきりカフェかどこかで顔合わせかと思ってたのに、電話で案内されて着いたのは不動産屋さん。
Uさんの勤める職場だそうだ。
見ず知らずの相手に職場教えていいのか?
Uさん『あ、どうも~』
あたし『あ、こんにちは。はじめまして、くろです』
Uさん『はじめまして~。入って入って』
あたし『あ、はい。失礼します』
Uさん『今みんな営業に出てて誰もいないから~。ごめんねー、わざわざ来てもらって』
あたし『いえいえ、とんでもないです』
Uさんは、小柄で眼鏡に真っ黒なロングヘアの女性だった。
一見しっかりして見えるんだけど、ちょっと騙されやすそう…なんて思ってしまった。
簡単に職場に入れることもだし、身分証も実家の住所もあたしが言って初めて「じゃあ一応」という感じだったし。
いきなり他人と一緒に住むのに、全く警戒しないのかな?
こっちが心配しちゃうくらい。
そのまま問題なく顔合わせがすみ、その夜からお世話になることになった。
仕事を終えた後、少し緊張しながら菓子折り片手にUさん家に向かった。
駅近くまでUさんがわんこの散歩がてら迎えに来てくれていた。
あたし『こんばんは~。わぁ、このコ達ですかぁ』
チョコ色のチワワ一回り大きいハーフ犬の2匹。
あたしがしゃがむとすぐに近寄ってきてくれるほど人懐っこかった。
Uさん『お疲れさま~。よかったぁ、わんこ全然大丈夫そうやね』
あたし『めっちゃかわいいです』
もちろん、一番はうちのわんこだけど。…もううちのとは言えないか。
Uさんのマンションほんとに駅のすぐ近くで、夜中でも安心して帰れそうだった。
こんなとんとん拍子で決まってあたしってほんとについてるなぁ。
あたし『お邪魔しまーす』
- ラッキーなことにまだルームメイトは決まっていなかった。