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- 2011/12/6 4:23
- きっとさよなら ⑭
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- あたしが泊まったのは天王寺のネカフェ。
昔からお気に入りで前の家出のときにもお世話になったところ。
深夜パックだとめっちゃお得だし、ドリンクも豊富で時間によっては軽食も食べられるんだ。
朝は日替わりの朝粥、お昼はおにぎり2種類、どちらもお味噌汁がついてるんだよね。
漫画大好きだからネカフェ生活も悪くないけど、やっぱり体力がもたない。
ちゃんと寝てても全然疲れが取れなくて、前回は1週間が限界だったな。
洗濯物も困るし重い荷物を常に持ち運ばなきゃなのも辛かった。
たまたまその日の仕事の最後に、よく知ってる不動産屋さんの社長が来店しお部屋探しをしてもらえることになっていた。
条件も伝えてあるし、合う物件を調べて連絡をくれるのを待てばいい。
後は新しいお家が決まるまでの間の住みか。
実は何度もこんなときのことを想定してたんだ。
ネカフェのパソコンを立ち上げて、最初に調べたのはウィークリーマンション。
う~ん、やっぱり1週間で2万くらいはかかっちゃう。
それに+αで保険やらクリーニング代も。
彼の家を出て唯一よかったのは、10月の最終日だったから11月分の生活費をまだ彼に払ってなかったこと。
毎月彼には家賃+食費+光熱費+車の保険で9万円渡してたから、おかげでその分の余裕はある。
ただ、これからかかってくる引っ越し費用のためになるべく節約したい。
そう考えて次に見たのはルームメイト募集のサイト。
ドラマの中だけでなく本当にあるもんなんだと前から気になっていた。
少しのリスクと制限がある代わりに金額はかなり抑えられそうだ。
地域や条件で検索してると、いくつかヒットした。
その中でよさそうだったのは、大阪市内に住む26歳の女性、Uさん。
ちょっと治安が心配なN区だけど、職場にも学校にも通いやすい。
掲示板にはこんな感じで書かれていた。
「2LDKで部屋が余っているため女性限定で探しています。ペットを飼っているので犬好きな人でお願いします。駅徒歩2分、光熱費込月35000円」
朝起きてその人に『まだ募集されてますか』とメールをしておいて、その間にウィークリーマンションの会社に電話で問い合わせた。
説明を聞き、実際にマンションを見せてもらうために一度伺おうとしたところで、Uさんからメールの返事がきた。
- あたしが泊まったのは天王寺のネカフェ。