くろぉーばぁさんとモバ友になろう!
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- 2011/5/18 1:07
- きっとさよなら ⑬
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- 思いついたのはガソリンスタンドの休憩所。
一軒目は閉まってたけど、二軒目は24時間のセルフだったから空いていた。
割と広めのそこは、トイレと自販機、テーブルにイス、いくつかの漫画も置いてある。
暖房は切れてるけど、風が凌げるだけ十分暖かい。
管理人室があるから従業員の人が泊まり込んでいるのかもしれない。
お客でもないのに見つかったら怒られるよね。
どうか朝までバレませんように。
テーブルに突っ伏して浅い眠りを繰り返した。
夜が明けると始発のバスに乗って駅に向かった。
改札を通ろうとして定期がないことに気付いた。
鞄の中身をばらまいたときに違いない。
わかっても彼の家に取りにいけるわけないし。
幸い期限間近だったし新しく買い直そう。
…あぁ、そうだ。
もうこの区間の定期を買う必要はないんだ。。。
大阪に着いたのが朝の7時半。
とにかく休みたくてネカフェに入った。
仕事までに少しでも横になって眠りたいし、シャワーも浴びなきゃ。
熱いお湯が傷口に染みたけど、心も体も気持ち良かった。
夕方からの仕事の前にNさんと会った。
あたしを見るなり
Nさん『くろ、何それ!えぇ~!?』
驚いてるけど半分くらい笑いも入ってるでしょ。
そーゆーところが好きなんですけどね。
カフェでお茶しながら詳しい経緯を話した。
Nさん『なんで喧嘩になったん?』
あたし『DVD勝手に見ちゃって…』
Nさん『それだけ?』
う~ん、DVDを勝手に見るとどれくらい怒るものなんだろうか?
あたし『まぁあたしの態度も悪かったんでしょうね』
Nさん『はぁ~。これでより戻すって言ったら、ほんま呆れるで』
あたし『もうないですって』
Nさん『いつもそんなん言ってて結局戻ってるやん~』
あたし『いや~、さすがにここまでされたら人として無理でしょ~』
Nさん『男ならいくらでも紹介したるわ。んでこれからどーすんの?』
あたし『しばらくはネカフェですかねぇ。でも早く家決めたいんで、明日からでも不動産屋さん行ってきます』
Nさん『またネカフェとか。自分ほんまなぁ』
あたし『ネカフェいいですよ~。あたしの行きつけのとこ朝食も出るんですよ』
Nさん『うちの彼氏のとこのゲストルーム余ってるんやて。行くとこないならいいって。もう最悪はうちにおいで』
Nさん実家なのに。。。
本当にこのご恩は忘れません。
丁重にお断りして、その日はネカフェに泊まった。
- 思いついたのはガソリンスタンドの休憩所。