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- 2014/1/17 13:06
- 今とこれから
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- 神戸では毎年12月になると「神戸ルミナリエ」が行われている。毎年観光客が訪れてにぎわっているようだ。
最初の年はものすごく鮮明に思い出せる。
私の体調はまだ今ほど敏感に発作を起こす体質ではなくて、けれども体が震災関連の場所に行くことを拒否し続けていたため、当時の彼の車でそばを通過するだけだった。
混雑している道路で、冬特有の空の綺麗さ、そして、そこで燦然と輝いて見えたイルミネーションに意味も分からず涙が出て恥ずかしかったが、ルミナリエは「慰霊と鎮魂、復興を祈念して」今も続いている行事となっている。
そして、のちに東遊園地に慰霊と復興のモニュメントが完成したが、私はそちらにもいまだに立ち寄ることすら出来ていない。
そこには震災で亡くなった方の名前が刻まれており、私の友人や先輩の名前もそこにある。
私も死ぬまでには一度行っておかなくてはいけないな、と思う場所でもあるが発作が大きくなりそうで、19年も経つのに未だにルミナリエすら歩いて眺めたことがない。
この2か所(正味1か所?(笑))はそれぐらい私にとって阪神大震災を強烈に思い出させるものになっている。
その「慰霊と復興のモニュメント」が、ルミナリエのシーズン中の夜中に、中学生の集団が夜な夜なたむろして今問題になっているらしいのだ。
友人から聞いたのは警察が出動することがたびたびあると聞いたのだが…震災を知らない世代だからと言ってそれはないだろうとひどくショックを受けた。
若者からしたら「てめーらの感傷なんかしったこっちゃねーわ」って話だろうが、
私たちだって「感傷に浸る場所ぐらいあったっていいだろうが、他所行け他所へ」と思うのである。
こうやっていろんなものが風化していくのになぜ私の発作は風化しないんだろうとやるせない思いになる。
今と昔を比べる時点で私も年寄の仲間入りなんだろうが、私たちが若かったころはこういう慰霊碑とかは何かありそうで公園になっていても騒げなかった気がするが、今の子は怖いものがないらしい。
怖いものがないならそれでもいい。
だからこそ怖いものがたくさんある年寄たちに遠慮して欲しい。
当時、やんちゃしてそうな茶髪な兄ちゃんたちが集まって、がれきをはがして近所の方を救出する光景を見ていた私。
この子たちにも有事の時は力を貸してくれることを期待したい。
- 神戸では毎年12月になると「神戸ルミナリエ」が行われている。毎年観光客が訪れてにぎわっているようだ。