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    • 2011/1/5 2:55
    • 明けましておめでとうございます
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    • 今年もよろしくお願いします。

      さてさて、新年も向かえたところで一つの切ない話があります。

      初恋がようやく成就したときに永久の別れ

      都市の最後、二人は四人をボートに乗せた。

      「ここから出りゃ都市の外だ。着いたら洞窟がある。そこを抜けたら日本政府が保護してくれるから」

      少女たちは安堵して息を吐くが、白い髪の男は抱えていた少女をボートに投げるように手渡した。

      「えっ……」

      投げられた少女は理解出来ていないような顔で白い髪の男を見た。

      男はボートのモーターにスイッチを入れ、もう一人に任せて森の方へ歩く。

      「ち、ちょっと! あんたらはどうすんのよ」

      「悪い、俺たちはここに残る」

      「は……?」


      彼女は最初は何を言っているのか分からなかった。

      しかしすぐに理解する。

      「お願いだから一緒に逃げようよ!? かっこつけてないでアイツも止めてってば!!」

      「すまない、御坂……アイツも言うと思う」

      「な、なにを……」

      「生きて会えたらお前の言う新しい都市を実現させよう」


      少女は二週間前のあの日を思い出す。

      『そこでもあんたに彼女いなかったら、あたしがなってあげてもいいわよ』

      『そりゃ嬉しいな』

      『えっ……いや、あはは……冗談よ冗談……なにを言って……』


      少女は思い出すと涙が出た。

      そして自分の本当の気持ちを伝えたかった。

      今この時を逃せば、次に会えるか分からない。

      もしかすると会えるかもしれないが、この状況で残れば確実に死ぬだろう。

      あの白髪の男ですら、最強と謳われても所詮は都市によって作られた最強。
      その都市が今は敵なのだ。

      目の前にいるだって最強の男を倒し、戦争を止めたとはいえ、所詮は人間なのだ。

      自分がどれだけ強いと言われても二人にはかなわない。

      そんな二人ですら都市にはかなわないと少女は思っている。


      「ま、待って!……最後に……最後に……」

      「時間がないんだ。だから……」

      「わかってる! けど、言わせて………私の気持ち……」



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