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- 2020/8/20 11:18
- 2020年読書感想その8
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- 16)森晶麿【葬偽屋に涙はいらない】★★★半☆
シリーズ二作目。
今回も読みやすく面白い。
偽の葬儀を請け負う稼業のお話。
1話目、ブラック企業の闇。
カラスなぜ泣くの?
2話目亜麻色の髪の乙女。
客観的に見たらすぐにわかるのに、余裕のないセレナは嫉妬に身を焦がす。
ギムレットのカクテル言葉は…。
3話目、書物に頼りすぎた男。
みみず(笑)懐かしいな!
ヴァニタスといい、中2心をくすぐる単語がたくさん出てくるなぁ。
蘊蓄がたくさん出てくるけど、さて、どれだけ覚えていられるか…。
4話目、虚しきコイン、愛しきコイン。
葬偽で子供の反応を見たがる親。
そんなにうまく行くかね?
セレナの弱さと毒親の呪縛が息苦しかった。
ずっとお金をたかり続けた親が、年老いて改心するとは思えない。
エピローグはご褒美かな?
3/26読了
17)三川みり【もってけ屋敷と僕の読書日記】★★★半☆
これは、本好きは好きだと思う。
本に埋もれて暮らす老人と思春期の少年のボーイミーツじーさん物語。
ある日有季は、どう見ても怪しい本の自動販売機を発見するが、その中には七曲という老人が入っていて、100円を入れると大量の本を手渡され…。
大人のラノベなのでテーマは泥々だけど、主人公が中学生なので遠慮がある。ただ、出てくる大人が全員どこかダメな感じで頼れない。
実在の本が登場し、章ごとに悩みに沿った本が出てくる。読みたくなる。
挿絵にも実在の本があるので、そこも楽しい。
子供の頃にちょっと背伸びして大人の本を読むのもいいもんだ。大人になって再読した時、わからなかったことに気付けるから。時空を越えた答え合わせ。
3/30読了
- 16)森晶麿【葬偽屋に涙はいらない】★★★半☆