吉右ヱ門さんの日記

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- 2020/2/25 14:15
- 2020年読書感想その4
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- 7)七月隆文【ケーキ王子の名推理(スペシャリテ)４】★★★半☆
  世界観はTHE少女漫画。パティシエを目指すイケメンと、ケーキをこよなく愛する元気な少女の物語第四弾。
  前半はパリ旅行編。
  未羽のケーキレポも絶好調で楽しい。
  ケーキの歴史の蘊蓄を読んでたら、野村美月さんのアルジャン・カレールを再読したくなる。
  付き合う前のカップルの微妙な距離感がくすぐったい。が、颯人は若き天才シェフの才能に触れて、焦りで空回る。結果まさかの未羽からの「まずぅーい！」の絶叫をいただくことに。
  後半は文化祭編。
  ゾンビ役とか、颯人の無駄遣い！
  未羽との関係を疑う颯人ファンクラブ的な女子達が怖い。こういう描写は他でも見るけど、自分で好感度下げてどうすんだ。
  ラストはにやけるしかないけど、未羽の怒濤のケーキレポは出ない。
  そして名推理はどこだ！無いならもっと甘味をくれぃ！
  1/28読了
  
  8)知念実希人【天久鷹央の事件カルテ火?の凶器】★★★半☆
  現役の医師が描く医療ミステリ。
  シリーズ…何冊目だ？長編の方。
  平安時代の陰陽師の墓を調査した者達が不審死や病で倒れていき、人体発火現象の呪いを解くため鷹央＆小鳥遊に依頼が舞い込む。
  最初の病はファラオの墓という答えまで書かれていて、あまりの親切さに警戒。
  案の定それ以降はさっぱりわからない。もはや犯人より、病気の種類を推理するのがメインになる私。
  おまけに小鳥遊は容疑者として刑事から目をつけられることに。
  呪いの恐怖と、刑事たちに無実なのに追い詰められて疲弊していく二人を見るのがつらい。
  刑事たちにタカタカペアというその後タカペと略されそうな名称で認知されていた二人。
  今回の無理やりな恋愛要素はちょっとなぁ。甘い二人は想像できない。絆はとってもわかる！けど、惚れっぽい小鳥遊とそれをいじる鷹央じゃだめなのか？
  そして強引な鴻ノ池はやっぱり好きじゃない。
  小鳥遊の次の愛車はなんだろなー。
  とっても読みやすくて面白かった。
  2/1読了