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- 2017/3/2 3:30
- ラスカル物語28
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- Act3Next:こうカルの事情
よよカルがこうカルに1つミッションを申し付けた。
「いい、こうカル、よく聞いて!私は明日人間界へ下りるわ!そこでどうにか小川の埋め立てを早くして貰えるようにお願いしてくるわ!そこでこうカル、お願いよ!私、明日出発前にちまカルをお茶会に誘うわ!そして、私が人間界へ下りる間もどうにかこうカルはちまカルをこのアジトに閉じ込めておいてちょうだい。ちまカルはヤシマ作戦の作戦参謀だわ!ちまカルが身動き取れなくなれば、作戦の進行は遅れるわ!いい?こうカル、重要な任務よ!頼むわね」
「うん。分かったわ!わたし、ちまカルをアジトから出さないように一生懸命頑張るカル!まかせておいて!」
こうして二匹の秘密結社は動きだしたのだった。
翌日・・・
よよカル達羅朱華流5のメンバーが人間界へリタカル捜索に出かけると、見送りを終えたちまカルは
「じゃ、私、そろそろ帰るカル!」とアジトから帰ろうとした。
するとこうカルが「ちまカル、帰っちゃ嫌カル。私、いつも一緒に居てくれたよよカルが人間界に行ってしまって、寂しくて一人で寝れないカル!今晩は一緒に居て欲しいカル」とちまカルを引き留めた。
「え?でも1番隊には咲カルも塩カルも、カズカルもナリカルもえーカルも居るからきっと大丈夫かるよ!」
そういうちまカルにこうカルは必死で
「奴らじゃダメカル!みんなすぐに黙ってどっか行っちゃって、私は独りぼっちカル」そう言って目を潤ませた。
「仕方無いカルね。今夜は泊まっていくカル」
こうしてこうカルは無事にちまカルをアジトに留める事に成功したのだった。
それからもこうカルは一生懸命考えた!「そうカル!おうちを散らかして、ちまカルがお掃除してる間に夜になるようにして、また泊まっ貰うカル」
こうしてこうカルは一生懸命ちまカルを引き留めた。
「よよカルと約束したカル!こうも頑張るカル!」健気だった。
こうしてこうカルは世話の焼けるラスカルを演じ、ちまカルの気を一生懸命惹いて頑張っていた。
「よよカル、人間界で寂しい思いしてないカルかなぁ。」夜になるとこうカルはよよカルを思い出して寂しくなった。
それでも「よよカルも頑張ってるカル!秘密結社カル!こうも頑張るカル」こうして自分を励まし、寂しい気持ちを押し殺して頑張っていたのだった!
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