素人童T(23)さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2010/12/22 11:20
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モテたい
モテたいと思った瞬間から
人は努力をはじめる
どうしたら
好きなあの子に振り向いてもらえるだろう
どうしたら
女にとって魅力的な存在になれるだろう
そうやって
人は自分に磨きをかけていく
それは決して間違ったことではない
…むしろ喜ばしいことだ
なぜなら、
その過程こそが『成長』だからだ
しかし、
恋愛について学ぶほど、
恋愛の知識を増すほど、
それは、
同時に『裸の自分』から遠ざかることを意味する
努力すればするほど
『コミュニケーション技術』や
『受け入れられる要素』を
裸の自分に重ね着していくことに他ならない
人が社会人になり
皆が同じような色のスーツに身を包み
同じようなカバンを持ち
『正しい敬語』といった
同じような口調で
『常識』といった画一的な行動をみにつけていく
そうすることで、
同じように働く社会人たちに受け入れられ
社会生活を円滑に進められるけれども
…けれども、
ある時
それが本当の自分なのだろうか
と居心地のわるさを体験することになる
『俺はそうはならない』
と思うことはたやすい
しかし、
実際に社会にでて身をもって体験すれば現実の壁の高さに気がつくはずだ
そして、
多くの人間が他人に受け入れられるために
社会人の記号としてスーツをまとうように
恋愛においても
目には見えないスーツに身を包むことになる
男は女に
ジェントルに振る舞い
おいしい食べ物を食べさせ
できるだけ歩かせないよう車に乗せ
お姫様のように接する
女は、男の前では
弱い存在として振る舞い
より外見を美しくすることを重視する
『魅力的になるとは、
より大勢に受け入れられること』
人は、
経験を通して、
人生を通して、
そう考えるようになる
フラれるのは嫌だ
フラれるのは怖い
不安に取り囲まれ、
そして賢くなっていく
相手にフラれずに
気持ちを知る方法を求め
女が男に何を求めているかを学び
そして、
女の求める男像に自分を近づけていく
そうやって
『男がすきな、女』
『女がすきな、男』
に自分をあわせていくことで
世の中には
ありふれた恋愛が氾濫していく
そしてボクたちは
ときめくような恋愛を、
初恋のとき感じたような
湧き上がるような心の喜びを失ってしまうのだ
‥…つづく(絵文字なし)