くうらさんの日記

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- 2012/12/25 23:07
- ある吸血族の手記
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- 今日は室内でクリスマス・イベントを行った。
  とはいえども飾りつけは年明けの６日あたりまでそのままの予定。
  この地方では今日でクリスマスが終わるようだが私が昔住んでいた地方では6日までクリスマスだった。
  教会は点在していたが、私や家族は積極的にイベントを行ってはいなかった。
  誤解のないように、これは吸血族であることは関連性がないというのを念のために記しておく。
  クリスマス・イベントを行うような信徒ではないということだ。
  
  娘らがこのクリスマスにむけて私に隠れるように何かを画策していた。
  それが何であるかは当日である今日まで知らされることはなかった。
  また仲間外れなのかと思ったというような、そんな事実はない。
  その計画とは、パーティ用の料理を娘らで選ぶというものだ。
  そういえば以前に何気なくクリスマスパーティのケーキとメインディッシュについて聞かれていたが、あれはこういうことだったのかと今更ながらあの時不思議に思っていた謎が解けた。
  何故かオルディが話の途中でいなくなっていたが、その謎はいまだに解けないでいる。
  私が話し出すといつもこうだ。
  
  ラメントが私の好きな料理を探してきてくれたらしい。嬉しい。
  以前に少しだけ食卓でこういった話をしたことがあるが、そもそも私と娘らはほとんど共に食事をすることがなかったが、そのほんのたまたまの、少し会話した程度のことを覚えていてくれたなんて…感慨深い。
  ラメントは私のことをどう思っているのだろう？
  他の娘らも私の好みを考えていた者もいるが、猫らはハロウィンと間違えているのだろうか…？
  そもそも私は猫はあまり好きではない。だが昔上品な猫を飼うというのが流行っていたこともあり、アルコが猫が好きなのだという。
  猫らと戯れている時のアルコは…いや、猫だけではない。
  他の者と話しているアルコはとても嬉しそうな表情をする。
  私と話す時は楽しくないのだろうか。
  
  何はともあれ、今日は皆で食事をした。
  チョコケーキを出した時に何故か皆にブーイングを食らったが、それ以外は私の好みの料理が並んでいたこともありまあまあ楽しめた。
  毎日がクリスマスなら良いのにと思うことはないが、このような感じであればまた行ってもいいと思う。