BUNさんとモバ友になろう!

日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!

Yahoo! JAPAN IDだけで遊べる!今すぐ遊ぶ!

    • 2025/1/20 15:52
    • かがみの孤城(下) / 辻村深月
    • コメント(9)
    • 閲覧(26)
  • "アバター"
    • 泣けた。
      それと共に構成された世界が非常に秀逸だったので感服した。

      ネタバレですが、
      前の日記のコメント欄で、中学生7人にはそれぞれ住む世界が7人分ある(7つに分岐されていて誰一人一緒には存在しない)と記したが、それは違っていて、実は同じ町内、同じ中学校に所属しているものの、時代が七年ずつズレているという設定であった。つまり、かがみのこちら側の現実世界には13歳のA、20歳のB、27歳のCが存在している。それがかがみの向こうの孤城では同じ中学生として、同じ時間を共有するということだ。同じような境遇を抱えた中学生が。

      ちょっと混乱するかもしれませんが、小説を読めば理解できます。更にアニメ映画も観ると簡単に楽しめます。日本が世界に誇れる映像美を堪能できます。

      終盤には様々な伏線が回収されていて感動する。
      かがみの孤城の主であるオオカミさまの秘密。NPOの学校(フリースクール)に勤務する喜多嶋先生の実体。ラストの場面での安西こころの元にやってきた◯校生。隠された鍵が見つかり願い事は叶い、引き換えに記憶は消えたはずなのに。

      ・仲間との協力で困難に打ち勝つ
      ・虐げられたものへの救済
      ・絶望的にみえても希望も笑いも失われない

      作者からのメッセージはこんな感じなのかな。

      私にもあの頃、こんな孤城があったら良かったかもな、
      と思う。
      とても素敵な作品でした。

コメント一覧

更新する

この日記を違反通報する

BUNさんの
最新日記

BUNさんの
お友達の最新日記

日記を探す

気になるキーワードで検索

みんなの新着日記