かみやーさんとモバ友になろう!
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- 2015/5/23 10:41
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- 『待っておったぞ!』
声が頭の中にうるさく響く‥‥
未来
「神だな!そんなに私達が必要なのか?」
『それでなければ、ここまでするはずがあるまい』
未来
「私ばかりか、美紀までも必要というのか」
『私の次への能力を上げる為には犠牲も当然なのだぞ』
未来
「わざわざ私達を狙わないでも、玉は自分で造ればいいだろ?」
『地球で人間の中に宿る玉以外にわしには使えなくてな、そして玉を持つ人間をそのまま食らわなければならない』
未来
「非道なやつめ!」
『非道ではなく神には必要なものだ!』
未来
「でもな、美紀やゆかりも本当は生きたかったんだ、間接的にでもお前が関与した結果死ぬ事になったんだぞ!」
『神があってこその人間なのだ、人間死ぬ事は至極当たり前!』
未来
「なら人間は苦しむ為に生まれて来たのか?」
『いや、神の為に生まれてくる!そして経験を積んだ魂は死んだあと私の元に戻り、私の能力は満たされていく!これこそが神と人間の営みだ!』
未来
「もうそんな御託はいらない!今迄お前と戦う為に色々考えて来たが、今回の事はこっちとしては逆に好都合だった!」
『お前らの事はこの場所から全て見ておった!お前がここに来たのも全て道は決まっていたんだ』
未来
「何言ってんだ?あんたが誘導しただけだろ!」
『誘導も1つの道、いわば宿命だ!』
未来
「そう言えばなぜ西野に乗り移れた!?」
『私が禁を破れば地球にも干渉出来るのは知ってるだろ?それだ!』
未来
「そういう事か!」
『目的の為には手段を選んでられないのでな!』
未来
「神ゼウス!お前を殺して美紀を生き返えらせる!」
『ふぉっふぉっふぉっ、簡単にいくと思っているのか、愚かな奴だ』
未来
「やってみなくては分からないだろ、もう残された道はこれしかないからな!」
『お前がわしの事を恨んでいるのは分かる、だからお前のお望み通り戦ってやろう!』
未来
「ならっ!隠れてないで、姿をあらわせ!!」
私がそう言うと、私の前に薄ら残像が出来て徐々に神は姿を現して来た‥‥
その姿はやはり、西野の顔がダブって見えた通り多少年老いた感じだった、だがそれより問題は神の大きさにあった!
- 『待っておったぞ!』