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- 2009/10/6 2:43
- 別れ
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- ある男は出会いの喜びと別れの悲しさを天秤にかけてみた、無論結果は出ずに均等を保ったままの状態で一ミリも動かない。
どちらもなければどちらも失わないと考えたが、それでは全てを消してしまう、そのほうが悲しい、どうしたらいいかわからず、ただ雨の音を聞いて、時間を頭のなかでよみがえらせることしかできない、周りの人間には「大丈夫、大丈夫」というが、その言葉をはくたびに本来の自分との距離は離れていく一方まるで相手の気持ちを邪魔したくない気持ち、まだ一緒に笑いあい近くにいてほしいとい気持ちの間に挟まれて身動きがとれなくなってしまった。
本音をいうことにいつからか恐怖を覚えた、それからはかごに入った鳥同様、安心感と引き替えに自由を差出し、嘘というツールを手に入れた
その鳥は飛び方をいつしか忘れ、かごからときはなれたときに地面に叩きつけられ、雨の匂いを直に確かめることになる、雨が降っているせいか、体のなかの蛇口がひねられた、しかし表面には現れずまた嘘をつく
傷口に重ねる嘘はかさぶたのようにかたまり、なにもなかったように戻る、物理的な傷口は痛みはのこらないはずなのに、この傷口はいまだに痛む、その鳥はそれを雨のせいだと納得させることに精一杯
相手のまわりに声をかけ見守ってやってくれと、声をかける自分もやはり本音とはかけ離れる
雨がつよくなってきた
アマヤドリハドコデスレバイイノ??
- ある男は出会いの喜びと別れの悲しさを天秤にかけてみた、無論結果は出ずに均等を保ったままの状態で一ミリも動かない。