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    • 2025/6/18 22:45
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    • 【女の一生 二部・サチ子の場合】
      遠藤周作

      この人の小説を初めて読んだ。568ページに及ぶ、第二次大戦の頃の長崎を中心に展開する物語。リアルな描写と登場人物たちの強い想いや激しい葛藤が伝わってきて、夢中になって読んだ。

      自身もキリスト教信者だった作者の戦中の想いも色濃く投影されているようだ。戦時下で押しつぶされる個人の幸福や信仰心。アウシュビッツでの描写は、この世のありったけの地獄が描かれる。そしてその地獄の中でわずかに芽生える信仰心と人の良心と激しい葛藤。極限状態での人間の姿が刺さってくる。同時に、同調圧力を振りかざしてくる人間の姿もあり、それはコロナ禍で露わになった現代にも繋がるものを感じさせる。

      戦争で引き裂かれる純愛。昨今でも扱われるテーマではあるが、まだ「戦後」が今より身近だった時代の作品で非常に重みと深みがあった。「二部」とあるように、本作で度々登場する主人公の祖母の従姉妹が主人公の一部も読んでみたい。

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