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- 2008/5/12 21:03
- コックリさん-後編-
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- その日の夜はさすがに怖かったです。
親にコックリさんの事を話すと、あれはやってはいけないと強く咎められました。
それを聞くと余計に何か起こるのではないかという気になりましたが、なんとか眠りにつく事ができました。
*
翌日から私はコックリさんをしませんでした。
今度は観客側となって、その様子をただ傍観する事にしました。
それにしても続くなぁ…
日が経つにつれて何か起こるという恐怖心は薄れてゆきました。
しかし、ある日を境にコックリさんブームも薄れてゆくのです。
*
何日か経った頃、転校生はぱったりと学校へ来なくなりました。
周りの人達は転校生について話しています。
「どうしたんだろう」
先生は教えてくれません。
一学期が終わり、夏休みになりました。
彼女の安否は不明のままです。
彼女は以前にも車で何者かに連れ去られそうになった事があり、少しの間休んでいた事があります。
*
夏休みが終わって私達が聞かされた事は、知らない人に家まで送ってあげると言われ、自転車の荷台に女の子がよくする、横に向き両足を片側に揃えて乗る乗り方をしていたそうです。
不審者が自転車をこいで間もなく、彼女の足が車輪に絡まり、少しの距離引きずられ、何針か縫うという怪我を負ったという事でした。
結局、私達の学校には半年も通わなかったのですが、そのまま彼女は他の学校へと転校して行きました。
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今考えるとこのタイミングの相次ぐ彼女の転校と事故は、ある人物との関係に気になる節がありますが…
いずれにせよ、それからコックリさんをする人は次第にいなくなりました。
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コックリさん。
それは不思議なものです。
一体どれだけの人が信じるでしょうか?
それとも科学で解明できるトリックでも隠されているのでしょうか…?
*END*
*ノンフィクション*
- その日の夜はさすがに怖かったです。