☆熊人☆さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2011/10/10 22:38
- THE Royal ⑪
-
- コメント(0)
- 閲覧(34)
-
-
- ↓↓↓前回の話↓↓↓
『リンク:THE Royal ⑩』
無邪気な顔で気持ちよさそうに寝るレイン。
その顔をボーッと眺める俺。
(人には情けないわとか言っておいて…なんだかなぁ…)
そんな事考えてたらなんだか可笑しくなってきて、思わずフッと笑った。
(さぁて、俺も眠くなってきたし寝るかな)
ダブルベッドだからスペースは十分にあるので、俺はレインが寝てる方と反対側から布団に入る。
改めて見るとホントに美人だ、一目惚れされたと言われても半信半疑だった。
『おやすみ…』
俺はレインの頭を軽く撫で、目を閉じる。
(今日は色々あったな…充実してた事はしてたけど…明日起きたらどんな話しよっかな…てかこれで良かったんだよな…)
あれこれ考えたのち、俺は睡魔に任せ、眠りに落ちた。
『熊ちゃん…ありがとう…』
夢だか現実だかわからないけどレインが俺にそう囁いていた。
お礼って…なんかやったっけ…
…
プルルル…
聞き慣れない電話の音で目が覚める。
(あぁそうか…ここは)
寝ぼけた頭で電話をとる。
『お客様、チェックアウトの時間ですが…』
びっくりして時計を見ると10時を過ぎていた。
『すいません、すぐ準備して出ますんで』
あれ?そういやレインはどこいった?
『おはよっ!』
声が聞こえた方を見ると、レインは既に着替え終わって歯を磨いていた。
『あ…おはよう』
『なんだ~?朝から元気ないなぁ、さては低血圧かね君は』
『レインが元気すぎるの』
『そう?そんな事ないと思うけどなぁ』
『…とりあえずチェックアウト過ぎたみたいだから支度して出よう。俺も着替える…見るなよ』
『いいじゃん別に!減るもんじゃないし』
『それ二度目』
『そうだっけ?よく覚えてないや(笑)』
俺はため息をつき返事をせず着替える。
Tシャツが汗くさい、帰って着替えないとな。
お互い支度が終わり受付で鍵を返し外に出る。
今日は晴天だな、日差しも強くて眩しい。
さすがに寝起きで気分は良くないが。
『レイン先に寝ちゃうんだもんなぁ、襲われずにすんだな』
半分照れ隠しで冗談を言ってみた。
『熊ちゃん…ありがとう』
『え?何が?』
『ん…なんでもない!』
何か同じフレーズをどっかで聞いたような…確か夢の中…。
糸売けます
- ↓↓↓前回の話↓↓↓