パラカさんとモバ友になろう!
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- 2011/8/27 18:03
- 心に刻まれる出来事
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- 昨日来店された男性のお客様が落書きメモに残されていった言葉。
文章そのままです。
『ごちそうさまでした。
私は今回の地震の被災した富岡町出身です。
そして、大切な人を失くしました。
以前10年前に18だった頃、その大切な人と来た思い出があった場所は、郡山でここだけでした。
色々と思い出がよみがえってきました。
さらにおいしくなってたと思います。
お店があってホントうれしかったです。
また来ます。
ありがとうございました。』
こちらこそありがとうございました。
このお手紙を3回読み返しました。
涙がこみ上げてきました。
でも、必死にこらえました。
誰かに何か話したらその声が、嗚咽に変わってしまいそうでした。
しばらく無言のままこらえました。
隣にスタッフがいたから・・・。
もし一人だったら号泣していたかも。
小さな落書きメモに書かれた少しの文章にその男性の色々な想いが伝わってきました。
大切な人を失う・・・。
経験をされた方にしか分からない事。
男性は一人食事をしながら何を想っていたのか・・・。
今は亡き大切な人を目の前に思い浮かべ、どんな会話をしたかを思い出し、幸せをくれた人に思いを寄せていたのでしょう。
『お店があってホントうれしかったです。』
続けていて良かったです。
商売ですから、いい時も悪い時もあります。
「厳しくて、いっそ閉店してしまおうか」と思った時も幾度となくあります。
でも、続けていて良かった。
ほんの一時でも
つかの間の時間でも
男性が幸せを取り戻す時間があったのなら。
- 昨日来店された男性のお客様が落書きメモに残されていった言葉。