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    • 2014/12/29 3:09
    • SS:ある師走の日のお説教4/4~土方
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    • アイツはどうやら、おかずの買い物に行った帰りに、肩がぶつかったのどうので因縁つけられ酌でもしろと無理強いされている娘さんを見ていたら、腹が立ってしょうがなかったのだと、そこまでの状況説明を聞いたところで、俺はあいつの言葉を遮るように口を開いた。

      「で?だからって、相手の人数や状況も顧みずに啖呵切ったり飛び込んでったりするな、って前にも俺ぁいわなかったか?」
      「・・・いいました・・・。」
      さっきまで、ちんぴらのことを話してるうちに腹が立ってきたのか、ぶーぶー文句言いながらふくれっ面でしゃべっていたとは思えないくらい、しゅんとした姿で、アイツが項垂れる。
      「・・・お前、これで何度目だ?」
      「・・・6・・?5回かな?エヘッ」
      「エヘッじゃねぇ!第一5回じゃねぇ!もう10回は超えてんだろうが!」
      「はいっっ!・・・ごめんなさい」
      「・・・ったくよぉ・・・」
      俺は頭をガシガシを右手でかきながら、ちらりとアイツを見れば、すっかり、ションボリ項垂れきっている。
      犬っころが、耳も尻尾もペタンっっと垂れて、しょげかえってる姿を思い出しちまうほどだ。
      「・・・だから。」
      俺は、右手で、パラリと崩れ落ちてきたオールバックの髪を描き上げながら、口を開いた。
      「?」
      アイツは顔を上げて、俺の瞳を見遣る。
      俺とアイツの間にあるちゃぶ台を左手で、推しよけて、俺は、ずいっとアイツの前に膝を進める。
      「え・・ぇ・・・っ」
      夫婦になって所帯を持ってもうどれくらいの時間がたっているんだったか。
      だというのに、相変わらずコイツの反応は、初々しさがどこかに残っていて、妙に男心をかき乱させるところがある。
      「ちょ・・・歳三さん。。。あの・・まだお茶碗のお片付けとか・・・」
      そっとあいつの細くて白い腕が俺のの身体を押し返そうとしてくるが、対して力がこもってはいないのは知っている。
      「わすれたのか?――後で説教 って、いったよな?」
      「・・・っっっ」
      赤く染まったアイツの頬に口づけ。
      それから、アイツの柔らかくて温かい唇に。。。

      説教の時間はまだたっぷりあるしな。
      その次はどこへ、「キス」とやらいうやつをしてやろうか・・・。
      なぁ?おれのじゃじゃ馬さんよ?
      END

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