♪サリイ♪さんとモバ友になろう!
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- 2012/6/14 22:12
- 2000ドル
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ある日の夕暮れ時、自宅のチャイムが鳴った。
妻のナンシーが出ると、ベックが立っていた。
彼は言った。
「君の夫、トニーと会う約束があって来たんだ。」
ナンシーは笑顔で答えた。
「トニーはもう少しで帰って来ると思うわ、中へどうぞ♪」
と、ベックを自宅へ迎えた。
ベックは自宅のソファーに座り、家の中を見回りし、ナンシーに言った。
「ショーケースの中にあるスコッチ、なかなかのレア物だな、一杯頂けないかね?」
ナンシーは答えた。
「駄目よ、トニーが大切にチビチビ飲んでるの、それに1000ドルもしたのよ!」
「そう言うなよ、一杯くれないか?1000ドル払うよ。」
ナンシーは少し考えたが、気付かないだろうと一杯ベックに差し出した。
ベックは直ぐテーブルの上に1000ドルを置いた。
スコッチを飲みながら、またナンシーに言った。
あそこのワンピースのフィギュアはトニーが集めてるのかい?
ナンシーはウンザリした顔で答えた。
「そうなのよ、何故男ってつまらない物をコレクションしたがるのかしら。」
ベックはまた口を開いた。
「奥さん、そのフィギュアを一つくれないかい?また1000ドル払うぜ。」
ナンシーは暫く悩んだが、一つ位気付かないだろうとベックに言った。
「いいわ、一つ好きな物持って行って。」
ベックは、シャンクスのフィギュアをポケットに入れ、またテーブルの上に1000ドルを置いた。
ベックは時計をみながらナンシーに言った。
「悪いが、時間がなくなった、また来るよ。」
そう言ってベックは帰ってしまった。
暫くして、トニーが帰ってきた。
出迎えたナンシーは夫に言った。
「ついさっきまで、ベックって人が貴方を待ってたの、でも帰ってしまったわ。」
トニーはナンシーに聞いた。
「あいつ、俺が貸した2000ドルの事、何か言ってなかったか?」
Caught in the rain♪
HURT
久々にいい曲に出会ったな。
ここのコメ率も落ちてるな・・。
そろそろ潮時かね・・・。