山猫不眠さんとモバ友になろう!
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- 2020/11/21 21:52
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- 世界初の自動巻クロノグラフを世に送り出しています。
一般にはブライトリング(デュポワデュプラッツ)、ホイヤー 、ビューレンの3社が共同で開発したcal.11が世界初として紹介される事が多いですが、実はその少し前に市販されたセイコーのcal.61系クロノが本当の世界初。
動力伝達に垂直クラッチを用いる等、当時としては異端かつ画期的な基軸の時計でした。
また、一方で世界初の女性用10振動腕時計もセイコーがリリースします。
1秒を10分割した秒針の動き。
細分化することにより、より高精度が得られる反面、各部の摩耗や油膜切れ等、従来の8振動までは考慮すべきでもなかった問題が浮上します。
メンズの機械より小型化しなければならない。
レディースサイズ、半分以下にダウンサイジングする必要性に迫られます。
設計段階から、より緻密で繊細な技術力を求められる難事業。
キラ星の如く世界の頂点に君臨するスイス各社を後目に、セイコーは見事に製品化を成し遂げます。
1秒間を10回分割で刻み、1分間で600回、1時間だと36000回、1日では864000回、文字通り時を刻みます。
そして日差は5秒程度。
これはゼンマイ式の腕時計では驚異的な精度です。
こうして現在手元にあるセイコーも、製造から半世紀近くを経過しても、卓越した高性能高精度を保っています。
大切に扱われていた事はもちろん、定期的な整備を経ている履歴も結果に出ていますが、何故に大切に扱われるか…名品と呼ばれるクォリティの裏打ち、その一端ではないでしょうか。
機能性能も去る事ながら、美しく仕上げられた機械、流麗な外装シルエット、枚挙にいとまが無い程に洗練されたアピアランス。
こういったものを作れるのはスイス、ドイツ、日本のみです。
fin
- 世界初の自動巻クロノグラフを世に送り出しています。