海毛猫さんとモバ友になろう!
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- 2012/3/25 1:51
- 心臓発作日記8続き
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- ベルトで腰を固定されたまま、病棟の天井が下から上に流れていくのを見つめる。グラディウス5の3面だったかのような逆縦スクロールっぷりだ。ストレッチャーの車輪の振動を背中に感じながらエレベーター、そしていよいよ運命のオペ室に…
以前の心臓カテーテル検査の時は入室即Beat itで予想外なハードロックの洗礼を受け、驚いたなんてものではなかったが、今回はいかにもな感じに無音のオペ室がお迎えしてくれた。そうそう、これでこそオペ室なんだよ!
…だが無機質で道具を弄る音だけ聞いてるのは、前回がああだった分、返って不安だった。そこで例の優しい臨床工学技師のアニキに心臓カテーテル検査の時の話をしてみたら、なんとここでも聴けるって話!そういう事は先に言ってよね!イージーライダーのサントラあたりでも持って来てたのに… でも幾つかCDがあるという事だったので何があるか訊いてみる。ジブリのピアノアレンジが本当は一番聴きたかったが、見当たらない。じゃ他は…?ジェットストリームのサントラがあった。…今は亡き、城達矢ナレーションバージョンだ。中学生の頃、受験勉強してた記憶が蘇る。懐かしい… リクエストは決まった。アニキがCDをかけに姿を消し、暫くすると例のオープニング曲が流れ始めた。城達矢の例のナレーションがかぶさってくる。
耳馴染みのある音楽に、幾分か安心している間にも、手術の準備は進む。が、とにかく早く意識を失いたくて、具体的に何をされていたかまで気を回す余裕はなかった。
おぼろ気に覚えている最後の記憶は、左手だったかに刺した麻酔注射だったか何か…。
その後は、いきなり気がつく状況から記憶がまた始まる。いつの間に気を失ったのか覚えてない。要するに、飲み過ぎた時の前後のような感覚だ。
手術は終わっていたのだった…。
- ベルトで腰を固定されたまま、病棟の天井が下から上に流れていくのを見つめる。グラディウス5の3面だったかのような逆縦スクロールっぷりだ。ストレッチャーの車輪の振動を背中に感じながらエレベーター、そしていよいよ運命のオペ室に…