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- 2013/7/2 14:54
- Magic wars~少女の秘密と少年の勇気~
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- 第三章 少女と化け物との戦闘
(なんだこの化け物…ほんとに現実なのか…)
真白は夢ではないかと疑うがこの激痛が現実であることを証明する。
グルル!!
巨大な黒い狼のような化け物はうなり声をあげながら赤い目を光らせこちらをみた。
(やばい…喰われる…)
そう思い真白は死を覚悟した。だが黒い化け物は突然、
グゥワーァァァ!!
と叫び声をあげその瞬間真白を襲っていた潰されるみたいな激痛はやわらいだ。
(あれ楽になった…いったいなにがおこったんだ…)
と思いながら自分の正面みてみるとそこには足を一本なくした黒い狼のような化け物と一本の刀をかまえた咲夜の姿があった。
「大丈夫かい?夜影くん」
咲夜はそう言いながら心配そうな顔でチラッとこっちをみた。
「なんとか大丈夫だ。それよりこの化け物はいったい…」
真白は咲夜が化け物と対峙してることに戸惑いながらもこんなこときいた。
「話はこの化け物を倒したあとだ。夜影くん、少し下がっていてくれ」
と言うと咲夜は再び構えをとった。
グガーーーァァァァァ!!
と叫び声をあげながら化け物は真白にしたように咲夜を前足で潰そうとする。その前足が咲夜にあたる瞬間に咲夜が
「はっ!!」
掛け声をあげると化け物の前足は咲夜にふれることなく地面にきり落とされていた。
(いったいなにがおこったんだ…彼女はまだ刀をぬいていないのに…)
真白がそんなことを考えていると
グゥワーァァァ…!!
と叫び声をあげ二本の前足を失った化け物はバランスを崩してたおれそうになるところを
「化け物よ。この断罪刀・夜桜のさびになれ!!」
と頭から真っ二つに化け物を一刀両断していった。頭から真っ二つされると黒い化け物は叫び声をあげることなく消えていった。
第四章に続く
- 第三章 少女と化け物との戦闘