ﾐﾆｰ(ﾟÅﾟchanさんとモバ友になろう！
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- 2006/6/28 19:11
- LOST
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- ｢つかれたなぁ｣
歩きながら呟いた。
口にすればするほど惨めになるのに。
ああ。
虚無という大きなものに押し潰されそう。
小さな男の子が一輪の花を持ってあたしにかけよってきた。
｢おねえちゃんは、サンタクロースっていると思う？｣
あたしは素っ気なく答えた。
｢さぁ。いるんじゃない？｣
男の子はだよねえ！と嬉しそうに頷いた。
｢信じる事が大切なんだよね｣
無邪気な笑顔からあたしは咄嗟に目をそらしてしまった。
―あたしには、
あの人を信じることができなかったのかぁ。
気付いたら男の子はいなかった。一輪の花だけがあたしの掌のうえで笑っていた。
- ｢つかれたなぁ｣
